クローン、二度あることは、三度ある。
- くおん
- 2016年4月29日
- 読了時間: 2分
今回は当社を訪問された営業の方の思い出を。
福岡支店にテレアポが入り、たまたま社内にいた私が応対をすることに…。
訪問営業の辛さを身をもって知っている私は、先方のアポインターさんの必死さに、つい面談約束をしてしまいました。
約束の日に訪ねてきたのは、なんと日本の方ではありませんでした。
「ちゃんと説明できるのかな?」
不安を見抜いたのか、堂々たる日本語でプレゼンを始めました。
身振り手振りのジェスチャーを程よく見せて、これがなかなか上手い。

まぁ、アポの約束をした時点で、すでにこちらは負けているんですけどねw
ITに関することなので、日本人でなければならないということもないのでしょうが、彼はそれなりに成績を残している感じでした。
ところがこの彼には、後日談があります。
徳島の取引先で、先方の社長と打ち合わせをしていると、聞き覚えのあるイントネーションの話し声が受付のあたりから聞こえてくるのです。
「おや?」
振り返ると、例の彼に間違いありません。
思いがけずの再開ですが、彼は私に気が付かないようです。
そして、扱っている商品も全く違うものでした。
IT関連の商品を扱っていた彼が、今は衛生品を販売しています。
職業に貴賤はありませんが、あまりのギャップに驚きを隠せません。私の意を察した社長が
「ああ、彼ね、よく来るんですよ。時々、買ってるんです」と笑顔で説明をしてくれました。
時々来るということは、以前、私が会った彼とは別人なのか?
それならば、扱っている商品が違うのも、格好が違うのもうなずけるなぁ…と、勝手に納得をすることに。
ところが、二度あることは三度ある。
札幌で大通公園近くの横断歩道を歩いているときに、また、彼とすれ違ったのです。
こんなことあります?
特徴のある天然系パーマへアに、オシャレひげ、間違えようが有りません。
SF映画のクローンに会ったようなような、不思議な思いで、彼の後姿を目で追いかけていると、不意に彼がこちらを振り向いて、ウィンクをして、微笑みながら雑踏へと消えて行きました。
偶然と言えば、何でもないのですが、福岡の事務所と徳島の取引先、札幌の横断歩道…私の移動距離も長いのですが、世の中には似た人も居るものです…そっくりでした。
また、会ったりして…。
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